「happy song playing!」

伊藤サチコ　キュレーション「happy song playing!」
２００９年９月２２日（火）
小平　白矢アートスペース


小平に行く途中の西武新宿線の駅近くに、
お気に入りのかりんとう屋さんの支店があるんだぁ。
寄り道しちゃおっかな。


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９月２３日更新


２２日は鷺ノ宮に寄り道しつつ、のんびりと小平に到着。のんびりと開場時間に合わせて会場に向かったら、入り口に行列ができていてビックリ。男性率が高くて更にビックリ。今回のイベントのキュレーターである伊藤サチコさんのファンの方々でした。


白矢アートスペースは外観も内部も真っ白な二階建てのギャラリースペース。今回のイベントの主催である国立国２００９＿東京展の公募作品である絵や写真、立体造形など、色んな作品が展示されていました。
ステージは二階にセッティングされていて、白い小ぶりのグランドピアノが可愛らしく置いてありました。


ＫＵＭＡＭＩはトップバッター。


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１　明日もし
２　雨の翼
３　かえらない日々（新曲）
４　pray for you
５　キンモクセイ


ＫＵＭＡＭＩ、伊藤サチコさんと順にソロライブ後、
サチコwith MUSIC LOVERS でイベント「happy song playing!」
「みんなで歌おう」をコンセプトにカバー曲を揃えたプログラム。
この中でＫＵＭＡＭＩはゲストとして


糸
上を向いて歩こう


でステージに上がりました。
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全体的に、どこか懐かしさ漂う和やかな雰囲気で、ゆったりとイベントを楽しめました。


展示作品の中では、リンゴを輪切りにした画像のアクリル板の作品がよかったな。アクリル板を全部重ねると丸のままのリンゴがあるように見える、まるでホログラムのような作品。おもしろい。


ＫＵＭＡＭＩは久々の一人弾き語り。
シンプルな音だけに、やっぱり一番伝わりやすいスタイルだなぁと思う。
というか、一番「声」に集中できるから受け取りやすい、というか。


セットリストを改めて見てみると、新曲「かえらない日々」を物語るかのような選曲・曲順だなぁと感じた。


で、初披露の新曲「かえらない日々」。
心に沁みてくる良い曲でした。
ひとりで静かに聴き入っていたい感じ。
ＫＵＭＡＭＩには珍しく（？）、わかりやすい・直接的な、表現・言葉選びをした曲だなと思う。ストーリー性のある曲が多い中で、この曲はメッセージ性の方が強く出たなぁ、と。


・・・


（ここからは完全に私の主観的で個人的な感想です。興味ない人はスルーしちゃってね）


「かえらない日々」を聴いている間ずっと、人生で一番ダメな時期の記憶が頭から離れなかった。
言われなくたって、あの日々は無駄ではなかったと今なら言えるし、あの時間があったからこそ得たものもある、と理解している。
でも、理解と確信は別物なのだ。


この歌のメッセージ自体は、ＫＵＭＡＭＩらしいけど、目新しいわけじゃない、ありふれた真実。


でも、
他のどんな人の似たようなメッセージも
上滑りしていくだけだった心に、
ＫＵＭＡＭＩの声は難なく沁み込んでくるから。
ＫＵＭＡＭＩが大丈夫だと言うのなら、
大丈夫なのかもしれないと、
信じてもいいのかもしれないと、
思えてくる。


それでも心の奥底で、私に強さなど待つ人などそんなものは無いのだと、つぶやく声が聞こえるから。
そんなつぶやきが聞こえなくなるまで、繰り返し聴いていたいから。
ＣＤになって手元に届く日を心待ちにしているよ。