おススメ曲!

2020年8月26日水曜日

「The World」

J-Rock Band、 9mm Parabellum Bullet が2020年9月9日に発売するトリビュートアルバム「CHAOSMOLOGY」にRyu Matsuyamaが参加!

9mm Parabellum Bullet の曲から「The World」を Ryu Matsuyama が Instrumental アレンジするということで、これは期待大!
と、発売日を待っていたら、なんと先行配信の4曲に選ばれ8月26日公開!

↓Ryu Matsuyamaのインスト版「The World」↓


↓こちらは9mm Parabellum Bullet のオリジナル版「The World」↓


ギターが無い、歌が無い。
物理的には、たったそれだけの差。

でも、9㎜の良い意味での泥臭さ、J-Rockバンドらしさ、9㎜らしさが、灰汁抜きしたみたいに抜けている。そしてそれらは、絶妙の塩梅で渋みとして美味しく残っているのだ、りゅうまつ版には。

そう、ちゃんと9㎜で、「The World」の世界がそこにある。元の「世界」が透けて見えている。
そして、単にギターをピアノに置き換えただけではない、雑味を抑えた、りゅうまつのクリアな「The World」観がそこにある。

なんか面白い。
聴き比べが面白い。

歌のある曲を、カラオケではなくモノマネでもなく、1曲のインストゥルメンタルとして聴ける曲に編集するって、けっこう難しいことだと思うんだ。
しかも自前の曲じゃなくて、他人の曲を、自分たちが演奏する意味まで加えて編集するとなると、さらに。

じゃくさんのインスタ情報によると、アレンジはTsuruさんらしい。
そのせいか湿度高めの都会派なChill感を醸し出す。
なるほど、Tsuruさんはこの夏ずっと、そういう系の音をいじり倒していたんですね。
Daybreak Opening Instrumental」も「デBoy」も、そしてこの「The World」も!

そしてTsuruさんが中心でアレンジをしたからなのか、ベースラインが安定した音に聴こえる。
や、当たり前のことを言っているぞ、そうじゃなくてだな。

音源の「Footsteps」みたいに、あの曲は高音域をストリングスが担っている分、ベースは低音域に固定して音を出しているな、と思うんだけど。「The World」もあんな風に、曲全体を通して低め安定感が増す感じになっているように聴こえる。アンカーとしてのベースのリズム。
「The World」ではトリッキーな部分を、ドラムと音の加工(シンセ?)に任せているからかもしれない。

Ryuさんのピアノの音は2~3パターンを重ねているように思うけど、どちらかというとメロディを崩さずに9㎜の「The World」観を残す方に割り振っている感じがする。


今回は「歌ありの曲をインスト曲にアレンジする」という依頼の為、Ryuさんの歌声は出番無し。残念!
きっと歌っても、ビックリするくらい別の曲になっただろうにw

ふと、いつかのBBBの堀さんの名言(迷言?)、「Ryuの無駄遣い」という言葉が浮かんできたw
けどまあ、あの時はRyuさん単独だから、なおさら無駄遣い感満載だったけど。
今回はTsuruさんアレンジで、Jacksonさんもソロドラムあって、皆でりゅうまつの音を作り上げてるから大丈夫!

トリビュートアルバム特設サイト https://columbia.jp/9mm/#movie00 のアーティスト紹介コーナーには、9㎜の菅原卓郎さんのコメント文とりゅうまつ3人のコメント動画がUPされていて、それぞれの感想が興味深いw

↓「CHAOSMOLOGY」New Teaser(ちょっとだけ収録の様子が映ってるぞ!)

↓Recording Movie(収録時の風景のロングバージョン!)
↓職人と先生の協議が興味深い。なかなか見れない風景。もっと見たいなぁ♪


そしてJacksonさんインスタ情報から「この曲を聴いてからりゅうまつ版「The World」を聴くように」と示してあったThe Bad Plusの「1979 Semi-Finalist」。

8/29の0時~のJacksonさんインスタライブでは、りゅうまつ版も9㎜版も「1979 Semi-Finalist」も、ドラム演奏を披露してくれました。お話は特になく、演奏だけだったけど。
私の耳では専門的なアレコレはよく分からないんだけど。
見て思ったのは、シンバルの音の効果をどう使うかって、本当に人それぞれなんだなぁ、ってことだった。
作風の違い、他の楽器の違いによる音の兼ね合いとかもあるだろうけど。
あと、やっぱ他人の手癖とリズムって、やり難そうだなって思った、9㎜版。
私はやっぱり、りゅうまつ版が好き。

お、9/1の23時~のインスタライブで、再度「The World」解説が。
The Bad PlusとSasha Sloanの↓2つの動画の曲を+したような感じでのドラムの音作りをイメージしたらしいです。
出だしのドラムソロの音はTsuruさん案のデモの音をそのまま再現、を目指したらしい。
ソロからピアノが入る前までの音は跳ねた音で、ピアノが入ってからは跳ねてない、という途中で変わるけど違和感を感じさせない、あまりない展開だとか。「Easy」もそうらしい。

そして「Footsteps」に関しては、サビ部分はTOTOの「Mushanga」を参考にしていると。バスドラムはゆっくり、他はハイペースに。

The Bad Plus「1979 Semi-Finalist」

Sasha Sloan 「Ready Yet」


Toto「Mushanga」


余談「In This Night」
「どんどこやってほしいんだけど」
「いやぁ、手は2本しかないんだけど」
結果、足。(笑)
スネがつるため、後半にあると恨みがつのる曲。
皆が体力使う曲なので、序盤に入りがち。という裏話♪

Jacksonさんは、音のバックボーンをちゃんと説明できるの凄いと思うの。

しばらく前に別のドラマーさんの解説YouTubeライブを観たけど、元々感覚・感性で演奏することが多い人だからか、説明の全部が感覚的で、今ひとつ説明に納得がいかなかった。。。
野球解説で長嶋茂雄さんが説明してるの聞いてるような、ちょっとした苦痛感だったの。