おススメ曲!

2018年5月20日日曜日

スポティファイ




TwitterにあげたこのSpotifyのシェアリンク、スマホだと試聴30秒みたいなんだけど、パソコンだと一曲まるっと聴けるっぽいよ。
ぜひ聴いてほしいんだよ。
そしてぜひ、SpotifyからSNSにシェアしてほしいんだよ。

なぜなら↓こんなキャンペーンやってるらしいんだもの。
http://www.vap.co.jp/ryumatsuyama/news/01.html

SpotifyのViral50のランキングに入ったら、未公開ライブ動画が公開されるんだよ。

ライブ動画が見たいから、宣伝しちゃうよ。

https://open.spotify.com/track/1Ux1PlKdwsm1zddxgHpvOK

2018年5月18日金曜日

Ryu Matsuyama「Between Night and Day」を聴いたよ。

Ryu Matsuyamaメジャーデビュー、おめでとう!!

というわけで、2018年5月16日発売のメジャーデビューアルバム「Between Night and Day」の感想書くよ。








【この記事では収録曲についての感想だけ書きます】




「Between Night and Day」も前2作と同じくインスト曲から始まる、9曲入りのアルバム。

ラインナップの印象としては、これまで一人称( I )の世界観だったのが、二人称( You & I )になっていく物語。そして三人称の物語までを示唆されているのかな。と思った。


「Thinking Better」には、生々しさ。
「Grow from the ground」には、初々しさ。
「Leave, slowly」には、メロディアスさ。

そして今回の
「Between Night and Day」には、スタイリッシュさ。
そんな形容詞を付けたくなる感じだった。


去年「Leave, slowly」が出た時、没タイトルになったものの曲タイトルとして復活した「Return to dust」がここに収まり、当時のラジオでの「次回作はラブソング入れる」宣言が5・6・7曲目で回収されていて、有言実行。

ちなみに当時別のラジオで「Jacksonさんのドレッドが地面に着いたらReturn to dustする」話は、「Return to dust」が収録されたので、地面に着く前ではあるけどやはり『Return to dust』するんだろうか。ロングドレッドとてもよく似合ってるからもったいない気しかしないけど、頸椎とか肩こりとか大丈夫かな?って思う。髪の毛は結構重いのだ。



それはさておき曲。



1曲目「Window」
基本の3つの楽器の他にも、とてもたくさんの楽器の音がする。耳に楽しい。けど、聞き分けようとすると難関、エフェクトも多いしw

ただ、ドラム→ベース→キーボードとそれぞれの音が際立って聞こえる箇所があったり、たくさんの音に混ざり合っていく箇所があったりと、それぞれの目に映っている景色を描いているかのよう。
同じ時に同じ景色を見ていても、微妙に人ごとに違う、みたいな。「ひとつだけど、それぞれ」という、いつもの感じ。

あ、もしかしてイントロとアウトロにソロで聞こえるこれは、ギターですか。
たしかRyuさんがギターを弾いてるという前情報があった。ここでRyuさんがギターを弾いていたとしたら、なんかイタリア時代の隠喩っぽい。

それから真ん中過ぎたあたりで、ぽんぽんぽん、ぽんぽんぽん、ぽんぽんぽん、ぽんぽんぽーんって鳴っている気がするのは、ハンドパンでしょうか。途中からキーボードの音と混じっていくような気がするので、初め別の音だと分からなかった。それとも別録りしたキーボードだろうか。

カシャカシャとか、シャリリリリとか、ふぉーって音もしてる気がする。皆でたくさん音出して、作ってたらしいから。もう何が楽器で、どれが効果なのか。くらくら。
ていうか、無理せずまるっと音を楽しもう。



2曲目「Footsteps」




旅立ちとか、その決意、といった感じだろうか。
でも曲調が明るいので、希望や期待の方を強く感じる。
YouTubeにUPされたMVも、作るのは大変だったみたいだけど、その画面は明るいし。

間奏の鼓動みたいな音と、鍵開けて出てくみたいな音が好き。

ストリングスが高い音をずっと担ってくれるので、いつもは高音域も出せちゃうベースがずっと低い音に専念していて、その高低の範囲内に他の楽器の音が納まっていて。それで曲が成立しているので、全体の音が把握しやすく安定して聴きやすい。

これに問題があるとすれば、ライブの時にどう編集して3人で演奏するか、だと思うんだけど。解決したんだろうか?



3曲目「City」



第一印象は幾何学的CG作ったら綺麗な画ができそうだな、っていう印象。
それからアレンジがとてもスタイリッシュな音。
CM曲に使われても不思議じゃない感じ。

とはいえ、基本の音は3人らしい音。
Tsuruさんのベースの音が特にTsuruさんらしい音に聴こえる。なんというか、鼻歌唄うみたいに軽やかに聴こえる、ベースだから音は低いんだけど。指さばき、という表現で良いのだろうか。

「Falling」のとこの浮遊感が好き。

歌詞はなんだか、前の曲の明るさを引き継ぎながらも、その希望や期待の歯車が噛み合わなくなっていく焦燥感を感じる。



4曲目「That Mad Rad Tale」
以前からライブで何度か演奏されていた曲。その度に曲名を聞いて、次には忘れているという、なかなか覚えられないけど、好きな曲だった。ライブではもっと激しめの曲に聴こえたけど。

今回のこの曲は、もっとバラード寄りな感じ。
それから私が聴いてきたRyu Matsuyamaの曲全部の中で一番洋楽っぽい!って思った。

3曲目までと打って変わって、金管楽器が入った重めの哀愁ある音に、女性コーラスが更に彩りを添えていて。

とはいえ、壮大さを引き立てるドラムの重い音の陰で、そっと鳴っているパーカッションの軽い音。重くなり過ぎるのを上手く外す要素になっているこの音が、私にはどこか滑稽さをも加えて感じていて。

歌詞の内容と相まって、なんだかドン・キホーテをイメージした。
とはいえそれは、ヤサグレからの再起として。


ここを区切りにCDのセットリストにおける、舞台でいうところの暗転がある気がする。


余計なことを言うとすれば。
道の真ん中で、いきなり服脱いじゃダメだw
そして歌詞冒頭の「No monsters」を「ナマステ」って空耳する。
そしてそして一番最後の歌詞がどこにあるのか聴き取れないでいる。



5曲目「Istante」
あ、Ryuさんギターこっちだったか。Tsuruさんがキーボード弾いてるのもあるって言ってた気がするし。ここかな。
でも、間奏普通にベースとキーボードだから、余計混乱するw

初めてのイタリア語のタイトル「瞬間」。
以前Ryuさんと話した時に聞いたけど、イタリア語の歌詞はあまり書く気にはならないらしい。

しかし歌詞、激烈なヒトメボレですね。
ここから7曲目まで二人称の世界が展開するけど、実際には9曲目までかけて徐々に自分の内側から相手へ、そしてさらにその先の世界へと、視点がどんどん広がっていってる気がする。

なぜかまだ1回しか聴いたことのない「Srow Dance」まちがいた。「SLOW DANCE」を思い出した。どんな曲だったけな?



6曲目「Take a Piece」
今回、曲的にも歌詞的にも「Return to Dust」と並んで大好きになった曲。

9曲の中で一番シンプルな3ピースの演奏スタイル。
3人それぞれの楽器のシンプルながら最良の魅力が詰め込まれてる気がする。

Tsuruさんのベースの安定感ありながらも遊び心のある音と。
Jacksonさんのシンバル(ハイハット?)の不思議なリズムとか。てかこの曲、ドラムの音が重層的に複雑に聴こえる、のは、パーカッションも入ってるからかな。
Ryuさんのメロディアスでリズミカルなピアノと。

そして英語の詩としても上出来なんじゃないかなって思うんだけど。

1連目と2連目の1行目が
A thunder / A sound that
break / broke
the silence / the balance
って音を揃えてあるし。

行末も、
silence / balance
shyness / valiance
science / virus
と、それぞれ "s" の音で韻踏んで綺麗にまとまってる。

そのせいかは分からないけど、歌詞がスマートに聴こえる。

あと表現として興味深かったのが「thousand million pieces」で、きっと日本語なら千を2つ重ねてたくさんを表す「千々(ちぢ)」と書くだろうかな、とか。「千々に裂かれる」みたいな。

もちろん、詩全体も好きなんだけど。これ、和訳読むと、ド直球のラブレターだよね。



7曲目「Simply, Something」
『WITHSTAND』に収録されたものとはまた違って、こちらはライブで聴くのに近い感じ。
しかも、ピアノの音のちょっと上の方にぽぽぽんとハンドパンの音。

この曲で、わりかしずっと内向きだった視点が、相手の方に向いていってる。
ラブレターであることには変わりない感じなんだけど、前2曲に比べてだいぶ余裕がある感じ。

和訳もとても良かったなぁ。前の時に自力で和訳に挑戦してみたこともあったけど、やっぱり感情が分かり難いというのがあって。今回は逆に感情に入ってきやすくて、涙出た。

「何か」はなんだろうな?



8曲目「Return to Dust」
前回のワンマンライブ「Landscapes」で頂いた未発表音源はRyuさんソロバージョン。
こちらはバンドバージョンに近い感じ。

未発表音源の方には歌詞が付いてなかったので、ずっと気になってた。

「Return to Dust」という言葉自体がイメージあまり良くないという理由でお蔵になりかけたこともあったから。でも聴いてみれば、なんだか綺麗で明るい単語が並んでて、歌自体は暗いイメージじゃなさそうだなと思って。

で、今回和訳の歌詞を読んでみて、この歌は祝福だなぁと思った。
応援とか激励とか。生命に対する。
とても優しい感じ。とても好きな感じ。

和訳の「いずれ 塵に戻れるのだから」ていう訳し方も好き。
「戻る」じゃなくて「戻れる」てところ。

そして、今回この曲の聴きどころは、コーラスかなって思う、冒頭の部分とか。バラードの曲でガッツリコーラス入れるって、あまりない感じ。



9曲目「Landscapes」




前回のワンマンライブのタイトル「Landscapes」を冠する曲。

これまでの足跡から、次の始まりへと向かう曲。
りゅうまつらしい、壮大な視界の曲。

「Stop~」の前の3人のコーラスのとこが好きで。
ライブだともっと音と声に、龍が昇ってくような迫力のうねりがあって、ライブで聴くのをおススメしたい曲なんだな。

あと、最後にJacksonさんのドコドンの〆の音を期待してしまう。



予約特典未発表音源「Words」
Ryuさんソロ・完全日本語の歌詞の曲。
あ、でもRyuさんじゃない人の英語の声が入ってるか。
なんて言っているのか分からないんだけど。

ディスク自体に歌詞が印字されていて、その下にも薄く手書きの文字を写したような字が見て取れる。

今回ちょっと泣けた曲が2曲あって、この「Words」と「Simply, Something」の和訳で。
やっぱ日本語だとダイレクトに感情に入ってくるんかなって思う。

なんか、ガレージであなたのCD出るの待ってたよって、初めて声かけた時のこと思い出す。Ryuさんは覚えてないかも分からんけど。あれからずっとコンスタントにCDが発売されてる。

歌はみんなのものだけど、聴いてるときくらいは私のものでもいいのかなって思った。

あと、ボトルメールみたいなイメージを感じた。
「届け」と、わずかな望みと共に、海原に託された、祈りと想い。




Ryu Matsuyamaオフィシャルウェブサイト→ http://ryumatsuyama.com


もうひとつの記事はこちら↓
Ryu Matsuyama「Between Night and Day」を読んだよ。



Ryu Matsuyama「Between Night and Day」を読んだよ。

Ryu Matsuyamaメジャーデビュー、おめでとう!

というわけで、2018年5月16日発売のメジャーデビューアルバム「Between Night and Day」の感想書くよ。


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【この記事ではこだわりの詰まったブックレットについての感想だけ書きます】

まずはどーんと。
52ページと大ボリュームのブックレットが入った厚みのあるCDケース。
そして、予約特典のアルバム未収録デモ音源。

通常のCDケースは1㎝ほどの厚みだけれど、こちら1.2㎝ありました。
たった2㎜差でもかなり厚く見える。
そして中のブックレット、52ページを中綴じで作るなんて、無茶しやがる。。。

通常のブックレットは(ものにもよるけど)だいたい135㎏マットコート紙で10~20ページくらいだろうか。そのスタイルで作ってたらコレは、ケースの厚みは2㎜差じゃ済まないし、重いし、中綴じのホチキス針は通らないだろうし、二つ折りで重ねるなんて無謀でしかない。

それ故か、それも含めたデザイン性としてか、このブックレットに使用された紙は薄い、とても薄い。薄いけど悪くない紙。だって黒ベタ塗りが綺麗にのっていて艶があって、白抜きの小さな文字の潰れも滲みもなく視認性が高い。画像は粗いデータを使って加工・印刷されてはいるけど。
でもおそらく、その紙の薄さと紙質ゆえにカラー印刷には耐えられなかったかな。だからモノクロになった可能性もあるかな。デザイナーさんの方向性もあるかもだけど。

で、ブックレットですよ。
ちなみに私、歌詞は読み物派の人間なのでブックレットは大事です。

このブックレット、その紙の薄さとモノクロを最大限に利用してます。



(ここから先は勝手にブックレットを深読みしてみようという試みです)



ページを開けば全面黒ベタの遊び紙、タイトルデザイン、目次、と並び、Lirycsのページが始まります。
とはいえ、1曲目は「Window」と名付けられたインスト曲。
四角が並んだアートワークのページを抜けて、「Window」「M1:(No Liryc)」とだけ小さく記された真っ白なページ。

まあ、スルーするよね。
インスト曲だし、そんなもんだろうって思うよね。



とはいえ、お時間あったらお試しください。

  1. 黒ベタ塗りのページから6ページまでをつまみます。
  2. 表紙を軽く曲げて7ページ以降の後ろのページと一緒に持ちます。
  3. 6ページを自分の方に向けた状態で黒ベタページを光にかざします。
  4. 紙が薄いため裏写りした前ページの四角が見えます。
  5. 黒ベタページから順に紙をめくります。
  6. 徐々に夜が明けます。
  7. 「Window」でした。



ちなみに5ページの四角は長方形で三分割され、鋭角が描かれています。
これ見て何となく、私が感じたこと。
三分割はりゅうまつの3人それぞれの窓。
それを割る鋭角は、髪の長さ?
左の長方形は、上のスペースが狭い(髪短い)、Tsuruさん。
真ん中はスペースが中くらい(二人の中間の長さ)、Ryuさん。
右の長方形は、上のスペースが広い(髪が長い)、Jacksonさん。
みたいな?
勝手な想像してみた。



8・9ページは素直に歌詞を読みました。
が、裏写りする次ページの太い曲線が気になります。



そこで10・11ページを開くと、9ページでは折り畳まれていた曲線の端が10ページに広がってにょろんと波を描きます。このページはデザインが入り、歌詞の「Falling」がとても落下しています。さらに太い波線の荒波によって歌詞が揉まれ、しかし重力は安定して落下してます。

最後の歌詞が波線によって一部見え難いですが、隣にバラけているけど同じ歌詞があるので必要なら脳内補正しましょう。あるいはバラけた歌詞が見難い時は、最後の歌詞を見ましょう。



12~15ページが4曲目の歌詞になります。
ここまでくると他愛無いはずの裏写りにまで深読み入れたくなりますね。
波線の裏写りのてっぺんに"Oh..."の字が被ってるとか。考え過ぎですね。
むしろここは15ページに飛ばされた最後の1行の、強められたメッセージ性を汲むべきですね。



16・17ページは5曲目の歌詞になります。
ここは歌詞の最後の方の、一行全角表記。
『大事なところだから大きく書きました。この歌の肝です。』
ですかね。



18・19ページはアートワーク。
それぞれのページに別の木の枝のモノクロ写真の加工。
写真の前後ページにある5曲目や6曲目の複雑な心理のイメージでしょうか。
歌詞に現れるそれぞれ人物の目に映ったものの隠喩のようにも感じます。
あるいはそれぞれの心の欠片の交換あるいは交感でしょうか。



20・21ページは、そのまま歌詞を楽しめばいいのでしょう。
次ページの裏写りの大小水玉が気になるところです。



22・23ページを見た感想、「うぉい。歌詞見えんやないかーい!」。
ページが大小水玉に席巻されています。
でも大丈夫!
次の24・25ページがあります。
水玉はありますが、ちゃんと見えます。
しかし水玉の配置が気になりますね。
これ、前ページの同じ位置の水玉と同じ大きさの丸が描かれています。
ぜったい何かある。



26・27ページはアートワークです。
ぜったい何かある。
これは22~26ページを光にかざしてみましょう。
26ページには大きな黒丸によって切り抜かれた草花の画像。
そこには、たくさんの水玉が被ります。
ページをめくっていけば最後には3つの丸が残り、内1つは大きな黒丸に触れています。
27ページに示される"you"と書かれた画像との流れをみれば、受精の暗喩でしょうか。



28・29ページの8曲目の歌詞を見れば、新しい命が生まれていますし。
そして"dust"の文字が飛ばされています。
塵なので仕方ないですね。



31ページには9曲目の歌詞の一部が配され、"words"に取り消し線が引いてあります。
そして33ページの同じ位置に取り残された取り消し線。消えた「words」の行方は、予約特典の未収録音源でしょうか。考え過ぎですね。
感じてください。



その後は歌詞和訳の真っ黒ページからクレジットページと続きます。

気合い入れて作られたブックレットだけありました。
私に気づけたのはこれだけだけど、もしかしたらまだ何かあるかもね。

最後に、後のページに3人の近影が載せられていますが、何か何か美味しそうなの食べてますね。






Ryu Matsuyamaオフィシャルウェブサイト→ http://ryumatsuyama.com




もうひとつの記事はこちら↓
Ryu Matsuyama「Between Night and Day」を聴いたよ。