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2016年11月13日日曜日

Ryu Matsuyamaについての一考察

前置きとして、
私は音楽や楽器の知識は全く無く、これから書くことも単純に自分が感じたことのみから生じた手前勝手な妄想じみた感想程度のものでしかないということを書き置く。

しかもとりとめなくつれづれに書くよ。



近頃はめっきりRyu Matsuyamaのライブにばかり行くようになった。
KUMAMIがライブしなくなったからというのもあるけど。
Ryu Matsuyamaの音が心地良いというのも大きい。

以前のようにライブごとに詳細なレポートを書くことには、あまり良い影響がないような気がしてきていて、書くのをやめているのだけれど。
何度も聴いていれば感じることもいくつかあり、それをライブ後のわずかな時間で本人に説明するには自分の会話技術が足りないこともあり難しく、かといって感じたことを放置したままにしておくと腐る気がして、せっかくなのでココに書く。


Ryu Matsuyamaの音はバンドサウンドだ。
キーボード、ベース、ドラムから成る。
非常に基本的な楽器で出来上がっている。
でも、いわゆるバンドの音とは、ちょっと違うように感じる。

初めにそれを感じるようになったのは、曲を聴いていて度々ベースの音を見失うということがあったからだ。
それはライブでも音源でもそうだった。
だから、それが非常に気になって、しっかり聴き込んでみたのだ。

聴いていて思うのは、

Tsuruさんのベースは、とてもメロディアスだということだった。
誇張して表現するなら、口笛吹くように軽やかな歌うベース音だ。
ドンドコいわしてても、どこか浮遊感があって。いわゆるバンドのベース音というものに比べて、使っている音も高めな特徴がある気がしている。
ベースはリズム楽器だと認識していた私は「ベースってこんな音も出せるんだ!」と驚いた。
もちろん技術として、あるいはジャンルとして、そういうベースの在り方もあるのかもしれないけど、そっち方面は詳しくないので私には目から鱗だった。
そして、このことに気がついてからベース音を見失うことがなくなった。

Jacksonさんの音は、シンバルの華やかな音が際立つ。
複数のシンバルの余韻も加えたら、一度に出せる音の最大数は多い方なんじゃないかと思う。
そしてこれはあくまで想像だけれども。
時計のように規則的にリズムを刻み続けたり、音の再現性にこだわるということよりかは。シンバルの余韻やドラムの残響といった、響きの不確定性を楽しんでいる風にも感じる。

Ryuさんの鍵盤の音は、しばしばとてもリズム的だと感じる。美しいメロディを弾いていたかと思うと、とても単音的になっている瞬間があったりする。激しめの曲ほど顕著かもしれない。
まあ、歌うことに集中もしてるし、ピアノも打弦楽器であると考えれば当たり前のことなのかもしれないけど。

と、一個一個の音を見てみると、そんなふうに「いわゆる」という枠からはそれぞれ外れているのかなと思う。
それでいて(だからこそ?)それでバランスがちゃんととれたバンドサウンドになっていて、さらに良くなっているという相乗効果があるという、不思議な面白さがあるのかなと思う。

つまり、
キーボードがメロディとリズムを行ったり来たりする
→ベースが足りなくなったメロディのサポートに入る
→ドラム/シンバルで足りなくなったリズムを補完する
→Ryu Matsuyamaの特徴的な音ができあがる

非常に単純化するとこんなことが起きているんじゃないだろうかと勝手に妄想している勝手に。
大いに違うかもしれないけど。


そして、歌に関して言えば、
Ryuさんの声は、あれだけ大きく出しても明朗さが失われないところが素晴らしいと思う。
楽器の音の大きさにも負けないし。
Ryu Matsuyamaサウンドは、迫力とボリュームはイコールではない(迫力≠ボリューム)ということの証明だと思うね。
外連味のある音は好きだけど、無闇な爆音は単なる誤魔化しのように感じてしまうから。

あと、Ryuさんがステージで楽しそうに演奏しているのが、良かったなぁと思うのね。
前のバンドのときには、(つっても2~3回くらいしか見てないけど)、なんだかまるでケンカでもしてるみたいな音に聴こえることもあったから。
3人でステージで楽しそうにしているの見ると、こっちも嬉しくなるよね。



さらに小さなことを拾っていくと、

・たまにRyuさんがインスタで3人並んだ写真に「親子」みたいなコメント付けてたりするけど。Tsuruさんの存在って「子はかすがい」的に良いバランスとってるような気がするよね。
とか。

・最近ではCDの「Thinking Better」聴くと、ドラムやシンバルの音が足りないって感じるようになってきてるんだよね。
とか。

・「Do it again」はベースの音が映える曲ね。
とか。

・「The way to home」はコーラスが映える曲ね。
(ついこの間までこの曲のタイトル勘違いしてたけど)
とか。

・3人にスーツとサングラス着けさして、Ryuさんに葉巻でも咥えさしたら、どこの国の自由業の人ですか?みたいに似合いそうだなw。
とか。

そんなことを考えたり、考えなかったり、している。


2016.11.21追加
こんなことも考えてみた。

私は元々、最初のソロで活動してた頃から、Ryuさんの揺らぎのある歌い方・声の出し方が好きだったのだ。

だけど、たぶん、それだと、いわゆるバンドのドラムやベースのパッキリハッキリとエッジの効いた音の出し方だと、それに応じていない音が浮き上がってしまってバランスが取れないのだ。
だから、最初のバンド形態の時、強い音に負けないよう強い声を出そうとしてRyuさんの歌声から揺らぎが無くなった、と感じて「なんでソロじゃないのだ?」と残念に思ったことがある。
ま、その経過もあっての、今のよく通る明朗な良い声というのもあるから、一概に悪いともいえないんだけど。

ひるがえって、今のメンバーの音について感じていることは、上記の通り。
つまり、三人三様の「揺らぎのある音」という特徴を持っているんじゃなかろうかと思う。
だからバランスが取れているんじゃないかなぁと、思った。

揺らぎって、イレギュラーな音として雑音扱いになりやすいのかもしれないけど、「1/fゆらぎ」なんてものもあるように、むしろ自然で聴きやすい音にもなれるんじゃないかなぁ。
専門家じゃないから、テキトーな放言だけど。


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